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Kiyotsugu Amano

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The Union Jack/ 1998年、メンバー全員が同じ高校である山口県立小野田高等学校に入学し、 出会うが同校では各々が自分のバンド活動を行い、高校卒業後、3人揃っ て同じ音楽専門学校である福岡スクールオブミュージック専門学校に入学 後、2001年、The Union Jackを結成。現在に至る。
RealPlayerで以下のレコーディング楽曲を試聴できます。曲名をクリック!
「Over The Wall」
「Exciting Jantasy」
「Long way to Long war」

ヒサシ(Vo,G)、レコーディングを語る
 今回の作品は、俺達の想いってのが強くでた。歌詞も等身大に書けた し、スムーズにできた。バンドでの自分の立場もレコーディングによ ってまた明らかに見れるようになったし、今はやりたいことがありす ぎる状態!ギターに関してはマーシャルにグレッチのコンビで録音し たのが多かったけど、まだ音を絞り込みたい部分があるから自分の音 を求めていきたい。自分自身The Union Jackの成長が楽しみなんで、 皆も応援よろしく!
T(Bass)、レコーディングを語る
 今回の3曲を作るのは個人的には今まで以上に苦労した。レコーディン グ中にベースが壊れたり、何かと時間がかかった。レコーディングでは Over the Wallもペースを落としたのでベースラインもけっこう変えた し、曲をいかすライン作りに心がけた。曲にあったフレーズ作りを大切 にしていく事で、今までよりラインに幅ができた。3曲の流れで俺達を 感じてほしい。応援よろしく!
タツヤ(Dr)、レコーディングを語る
 レコーディング中は忙しかったけど楽しかった!裸で叩いて風邪ひいた けどね。トータル的にはヒサシが歌いやすいようにこころがけた。8ビー トが速すぎたり、疾走感をだしたかったりで難しい所はたくさんあった けど、今回のレコーディングで得た事を今後に活かしていきたい!これ からも楽しいバンドをやっていきたい!応援よろしく!
The Union Jack『Over the wall』
2002年2月27日発売 POCE-2042
¥1,050(Tax in)
 
林 泰三 プロデューサ&レコーディングエンジニアが語る
 この作品は、私とBLOW WIND RECORDSとの間でレーベル契約を交わした最 初の作品となった。

  昨年5月にボーカルのヒサシから連絡を受け、このメンバーで音楽活動を 開始するとの事でメンバー全員が学生という事もあって夏休みを利用して スタジオのリハーサルの度に足を運び、演奏やアレンジの細かい指導をす る事から始まった。ヒサシとは彼が高校生の最後の記念としてレコーディ ングしたのをきっかけに出会った訳だが、彼の作詞能力、曲作りのセンス は当時から高く評価するものがあったのでいつでも連絡ができる状態にし ていたのが見事、今回のリリースに結び就いた

 まずはドラムから。タツヤはドラム歴も比較的浅く、最初はスナップで叩 くと言うより若くて元気一杯に全身で一生懸命ドラムを叩いてるような印 象の良く言えば「はじけるような」、強いて悪い言い方をすれば「荒削り な」ドラミングだった。8ビートのハイハットオープン・クローズも今回 の作品にあるようなスピード感のある曲ではとても辛い所があった。戦い はまさにこのドラムをどう料理するかで始まり、指示した所を徹底的に個 人練習で修正して貰い、夏休み中、練習に明け暮れていた。が、ここは、 人一倍明るく、素直で努力家のタツヤ。指摘した所はもちろん、自分なり に違和感のある部分は徹底的に個人練習で叩き上げ、軌道修正を計ってく れた。恐らくタツヤが努力した夏休みの一ヶ月は、他の人の一年以上に相 当すると確信が持てた。各パーツに対するミュートも指示した通り、きっ ちり自分の物にし、シンバルのミュートでは練習用の割れたシンバルで手 を切る程の勢いと自分に対する厳しさを感じた。また、タツヤの中で、ク ラッシュとオープンのハイハットが重なったりする部分もしっかり頭の中 で計算してキレが悪くならないように工夫したアレンジもしてくれた。こ の時点で、各楽曲のイメージが確固たる物になり、全員のイメージが一致 し始めた所でレコーディング開始のゴーサインを全員で出した。今回のレ コーディングで私なりに懸念していた事の一つにテンポをキープできるか? というのがあったが、助かった事にタツヤがクリックを聞きながら演奏す る事に対してはかなり柔軟に対応できたのがレコーディングのスピードア ップにも大きく貢献した。何せドラマーではない私が指導するのも変な話 ではあるが、この夏休みの間、タツヤ自身が得たドラミングはかなり大き いものであった事に違いない。その後、彼はより本格ドラマーを目指すが ごとく専門学校でベース科からドラム科へ移ったのである(-.-; 。

 録音を開始したのは夏休みも終わる8月後半に入ってからで、まず Exiting Fantasy、Long way to Long war、Over the Wallの順に行った。

  レコーディングで使用したのはdigidesign ProTools|24 MIXを基本にマイ クからヘッドアンプに至る部分ではかなりビンテージな真空管機材等も使 用した。

特にドラムのセッティングではビート感と疾走感、或いはパンチ感を強調 する為にバスドラにAKG D112、Senheiser MD-421、Shure SM57のダイナミ ックマイクを使用し、パンチのある重低音の効いた音を意識し、スネアも 表にMD-421で皮を、平行にAKG C451EBをややリム狙いで、更に裏をShure SM57 でざらつき感を狙い、オーバートップにAKG C414EBのステレオマッチドペ ア、さらに試験的にアンビエントにTelefunken/Neumann U47tubeの米国 B.L.U.E.社による完全リストアされたステレオマッチドペアを使用し、各 マイクロフォンに対し全部別々のトラックで収録した。細かい所は省略さ せて頂くがマルチマイクはもちろんレコーディング自体が始めてのタツヤ にとっては録音しながらプレビューを行い、可能な限り自分の演奏を客観 的に見れる(聞ける)よう練習も含めた録音を行い、時間もじっくりかけ た。シンバルはもちろん、タムにもAKG C414EBを多用した。セッティング の詳細は企業秘密(-_^; 別に隠す程のものでもないけどね.

 ボーカルも含めどのパートも一番時間をかけたのがOver the Wallだった。 事実、ベースのTは、躍動感のあるベースラインを取る為に非常に慎重に 音を選んで練習にも録音にも臨んで来た。メンバーの中で一番おとなしい 割に一番つぼを押さえて来るのがTでもある。ただ、この曲だけは他の2 曲と異なり、コード進行もかなりオンベースのコード展開があったりした 為、一度、ベースの録音を終え、バッキングギターを重ねるうちに、ベー スのライン取りがおかしい事にも気づき、ここでも指導が入って後日録音 のし直しを行う事になった。所が、日頃実に口数の少ないT。おとなしい T。何を言ってもにこにこ笑うT。オンベースをキープするよう指示をし た訳だが、意外な所で頑固な事に気づく。どうもオンベースをキープする 事にかなりの懸念があったようだ。皆で練習に入ってもどうもしっくりこ ないらしい。だが、ここは控えめなTをなだめるがごとく、「どうしても 嫌なら後で差し替える」と言って、前に録音したトラックもキープ。これ でOver the Wallはかなり時間がかかった訳だが、ベースラインとコード 展開を変える事でかなり広がりのある曲となった。結局、ベースのトラッ クは後でやり直しをして貰った物を採用し、本人も了解してくれた。Tに とってはやたら動くベースだけでなく、地味に同じ音やパターンを繰り返 したりするベーシストとして本当に基本的な事の重要さも勉強になったの ではないかと思う。他の曲についてはスムーズに作業は進行し、そしてヒ サシのギターに移る。

 ギターの録音に際して今回はマイク録りが困難だった為、ProTools プラ グインのアンプシミュレータLine6 Amp Farmでヒサシの要望もあり Marshal JCM800をベースに徹底的に作り込んだ。ギターもOver the Wall ではほとんどのテイクでやり直し、トラックを分けてでもカッティングの 際の刻みのパターンを徹底的に追及してより力強く弾いて貰う事でかなり 解消された。ヒサシのギターは弾き方がしなやかすぎてこれらの曲ではメ リハリに欠ける要素が強かったからだ。

 とにかくレコーディングでは、意外に単調なプレイを強いる事が多い。ラ イブなどで自由な奏法をそのままレコーディングに持って来られてはなか なか作品としては成立しない。ただ、単調なプレイに徹するほど、プレイ ヤーは結構きついものだ。ドラムは同じパターンの繰り返しでリズムマシ ンのようになってもいけないしメリハリをつけながらリズムキープをしな いといけないしベースも単純なフレーズの繰り返しになれば一見楽な感じ にもなりそうな物だが、意外と同じ事を繰り返すのは腕が疲れる。特にギ ターのバッキングで入れるカッティング奏法ではあるリズムパターンを決 めて、全体にコードを変えながらカッティングパターンを維持するのは結 構疲れる。今回のレコーディングでは、そうした単純ではあるが繰り返す 指示を行い、実際にプレイして貰った。きっとこれらの単調な中に潜む難 しさをメンバー全員が味わったと思う。ギターのカッティングでは腕が痛 くなるほどリズムが狂わないよう頭も使い、左手でしっかり押さえ、右手 でしっかり鳴らす為、パンチインで分割したレコーディングも考えたが、 可能な限り一曲は通して貰った。音楽は決して甘えた柔な人間ができるも のではない。そう、まさに「音楽は頭脳と体力!」なのだ!(笑)

 そして同じくヒサシのボーカル。Exciting Fantasy、Long way to Long war は比較的順調な作業の元、その場の提案でコーラス感も決めたりイメージ が私とヒサシの間で共感できる物が多く順調に進行した。が、やはり Over the Wallでは、ヒサシ自身が一番想いの強い曲だっただけに作業は 難航、日を改める事となる。

 そして残るOver the Wallのボーカルの吹き込みで最後となる録音最終日、 セッティングの間や、休憩の時間もしっかりしたメロディーラインをより 自分の物にする為に生ピアノを使いながらボイストレーニングも含めて綿 密な下準備をした所、声のヌケが前回までとは比較にならない程、向上し 、順調に作業を終えるかと思った時、ヒサシの中で描いていたファルセッ トによるコーラスの提案が出され、2コーラスではあるが、重ねて別 トラ ックに録音する事でキーボードとはまたひと味もふた味も違ったサウンデ ィングが得られる結果となった。

 ボーカルで使用したマイクロフォンは前述のTelefunken/Neumann U47tube で、安室奈美恵さんを始め多くの小室哲哉氏に関わるアーティストのレコ ーディングを手がけるレコーディングエンジニアである若公俊広氏から頂 いたポップフィルターで、子音を殺さないSTEDMANの鉄製のポップフィルタ ーを2枚重ねて使用した。安室奈美恵さんやtrfのレコーディングで実際に 使われていた物だ。この効果も重なりヒサシの声が実に生々しく、気持ち まで聞き取れるほどリアリティ溢れるボーカル録りのあと、ちょっとおか ず的に入れるメンバー全員によるハンドクラップ、「ヘイッ!」というコ ーラス?を収録して無事レコーディングを終了。ボーカルマイクでは Microtech Geffel UM92sや、BRAUNER VM1も検討したが、ヒサシの声には U47tubeが一番しっくり来た感があったので今回は全面的にTelefunken/Neumann U47tube Restored by B.L.U.Eの物を使用した。

 全員が福岡市内に住み、専門学校に通いながらの地元での録音とあって、レ コーディングのほとんどは週末、夏休みの練習での監督を始めてから約3ヶ 月半を費やした。

 余談ではあるが、練習風景からレコーディングに至るまで、何が一番苦労し たか?って、そりゃ、皆若いし、パワーも去ることながら、そのテンポの早 い曲のスピードをいかに作品としてリスナーから聴いて耳に入りやすいテン ポに落とし、ライブで得る自分達の快感とは違い、いかにアレンジと耳障り な演奏を避け、呼吸感のある、作品として聞き手の立場に立って耳に残り、 何度も聴いて貰えるよう、だらだらした演奏をせずに、全体としての「休符」 を作る事で全体の呼吸感はもちろん一体感、メリハリに繋がる事を説明し、 説得するのに相当時間を割いた。テンポに関しては特にお互いが譲らず、私 は「テンポを落としても疾走感のある演奏法やアレンジ自体で聴いた感じか なりアップテンポになり得る」と強調。だがなかなか聞き入れて貰えず。結 局、こちらがテンポ160と言えば、メンバーは180と言い、お互いが妥協して 間を取って170にしたりと、最初からかなりの難航が予想されたスタートだっ た。おじさんにとっては試練の日々であった(苦笑)。ただ、このメンバー 3人全員、自己主張する所はしっかり貫くが、いいと思った事はすぐに自分 の物にしてしまう柔軟な姿勢と、レコーディングに際して、特別な緊張感も なく始終リラックスした雰囲気で作業が行えた事は非常に結果的にも良く、 作品にも表れていると思う。

  (-.-)y-゜゜゜ ('o' )y-~~~いっぷく  -y(^o^)..oO○  (-。-)y━〜~~

 そして音決めになるミキシングに入った。全員が福岡から毎週のように山口 に帰って来る訳にもいかない上、私が引き受けた別の仕事が足を引っ張った。 従ってある程度、私に一任した形で、ミキシングを行い、ほぼ音決めが決ま った頃に全員に集合を呼びかけて再度、細かい点に注意を払ってミキシング を進めた。

 まず始めに言っておきたい事は、今回のレコーディングも含め、今後の The Union Jackの作品作りでも私自身が関わっていける物なら是非、続けて 行きたいと思っていることはProToolsというかなりの編集が可能なミキシン グ環境の中でも彼等の「今」をリスナーに感じ取って貰いたいと言う意味で 、少々のテクニック的な側面で見劣りする部分も、演奏の荒さがあってもで きるだけ小手先の波形編集などによる手段で「ごまかし」をせずに、一連の 作品を聞き返す事で彼等の成長を長い目で確実にレベルアップしている事を リスナーの皆さんに聴き取って頂きたいということである。もちろん、作品 としての「ごまかし」や、編集は否定はしない。が、The Union Jackのポリ シーでもある「今」できる事を、「今」を後悔する事なく自由な感受性で表 現する。という言葉が主張している通り、その時、その瞬間の彼等の精一杯 の表現をできるだけストレートに伝えるミキシングこそが彼等にとっての最 高の作品になるものだと確信している。私の中でヒサシの作詞能力と、音楽 に対する前向きな姿勢は必ず成就するとの気持ちは自信を持ってある、と思 っていたので、彼等の「今」を伝えながら今後の展開に期待したいと思った 次第である。そういう意味では「こいつは成功するだろうな」と思っていた 連中をまさか私自身の手でメジャーデビューにこぎ着けるとは思っても見な かった事だ。

 今回の作品の中にキーボードを入れたいというヒサシの気持ちを具現化する 為、ミキシングを行いながら、私自身がキーボードを入れる事になった。キ ーボードの音源として使用したのはProTools TDMプラグインの中でも定評の あるAccess Virus TDMだ。別に単体のシンセサイザー等を出したり配線した りするのを面倒に思った訳ではなく、このVirusで、The Union Jackのサウン ドの中でのコード進行の要となるバッキングギターだけによるスケール感、 コードの中に含まれる音の芯を支えるには十分なクオリティを持っていると 確信した点が大きい。Exciting Fantasyで使われているハモンドオルガン系 の音色も私自身でVirusを使って作った物である。ぱっと聴いた感じではあま り存在感はないが、全曲の中で目を閉じて手の届くか届かないかの奥の方で 全音符で鳴ってるシンセパッド系の音色がサウンドの支えになってる事に気 づいて貰えると思う。音源は全てVirus。それをコントロールしたキーボード はKURZWEIL K2500XLを使用し、リボンコントローラ等を効果的に使った。

 また、ひと味違う事も試してみた。音が表立っていないので解りにくいが3 曲目のLong way to Long warでイントロから使用しているギターのバッキン グの音とシンセパッドの音をミックスした物を更にVirusのシンセ音源にイン サートし、ギターのバッキングサウンドに加えてシンセギター的なサウンド で補強し、全体に広がりのあるサウンドに仕上げている。最初はmini moogの 本物のアナログシンセのフィルターを通す事を考えたが、Virus TDMだけで十 分な効果が得られたのでわざわざ音を一旦外部のアウトボードに出してS/Nを 悪くするより全て内部処理で行う為、音質の劣化のないVirusを選択した。実 際にはキーボードのいないThe Union Jack。今回の作品では私がサポートキ ーボードでの参加という形となり、Drums, Bass, Guitarのスリーピースバン ドでの作品としてはかなり広がりのあるサウンドが得られた訳だが、彼等も 既に次の作品制作をしたり、ライブをしたくて気持ちがやきもきしているに 違いない。いずれにせよ今後の作品を作るに当たってもライブをするにして も課題となって来るのが今回の作品で得られたリッチで重厚かつ広がり感が あり、エネルギッシュなパワフルサウンドをよりオーディエンスを魅了する 為のアレンジであったり、サポートメンバーの起用である事は間違いないが、 私自身、彼等が許せる範囲で、今後の活動でのサポート面で力になれる部分 は全力を尽くして行きたいと願っている。

 ミキシングで使用した主なTDMプラグインはWaves社のGold Bundleの中でも 特に気に入って使っているR-CompやC1などのポピュラーな物から、FilterBank、 CompressorBank、ごくわずかなリバーブにはLexiconのLexiverbや、digidesign のReverbOneは非常に短い時間でわずかではあるが音をよりワイドレンジにす るには非常に効果を発揮している。また、わずかなボーカルディレイに使用 しているのはTC WorksのTC|TDM WORKSの中のTC|Chorusのディレイをワンショ ットをごくわずかに使った。

 最後にマスタリング。今回の作品ではやや異常とも思える程の音圧と音楽的 な歪み感を得る為にTC|MasterX5が大活躍した。最初はWavesのC4を使う事を 考えて作業を進めていたが、C4の方が音が繊細で滑らかな印象を持っていた ので、このタイプの音楽では、より音楽的な歪み感を得る為にはMasterXの方 が有効ではないかと思って通常のマスターでは考えられない位、かなり強烈 に使っている。エンジニア的に正直な所、せっかく高価な機材で良い音で録 音できたのにちょっともったいない。と思えるほど音を潰して音圧を上げて いる。というのは本音である。

 こうして、「Over the Wall」「Exciting Fantasy」「Long way to Long war」 のミキシングが完了し、まずはいつもお世話になっているBLOW WIND RECORDS 松岡氏に音源を送り、念願のメジャーリリース第一弾「Over the Wall」が 2002年2月27日に発売が決定した

 今回のレコーディングからリリース決定まで、かなりの話し合いや確認事項、 歌詞などの文字校を行うに辺りヒサシの携帯電話とこちらのパソコンの間で 「メール」によるやり取りで、携帯で受ける長文メールに対してもよく我慢 して付き合ってくれたと感謝の気持ちで一杯だ。ジャケットのアートワーク を担当した私の古い友人であるデザイナーの岩永氏(実家は佐賀県、本人は 東京在住)とも画像はもちろん、デザインのアートワークに至る詳細なやり 取りもほとんどメールで完結できた事は昨今の通信網の整備による恩恵は計 りしれない。このようにThe Union Jackのメジャーデビューは地方在住のア ーティストでもインターネットを通じた様々な通信網を駆使する事でメジャ ーシーンに参入する事が可能であり、「メジャーデビュー=上京」と言った、 当たり前だと思われる図式を崩す先駆けになると確信している。実に恵まれ た世代とも言えるこの時代、特に地方アーティストにとっては是非、 The Union Jackのようにこれらの通信網を単なる遊び道具としてでなく、自 分達の為に活用して頂きたいと痛切に感じている。

 これまで、多くのアマチュアのレコーディングにも関わって来たが、ヒサシ を中心としたこのThe Union Jackのレコーディングは実に楽しく、実にエキ サイティングである。毎回、本人達がレベルアップして行くのが手に取るよ うに解る。レコーディングからリリースまで約半年、お互いに心の中での葛 藤やジレンマとなるような事もあったとは思うが、処女作であるこの 「Over the Wall」から今後の、彼等の実力、音楽性の変遷を何年、何十年と 長い目で見て楽しみに応援と共に期待して頂きたい。

 長文御免!おわり!  (-。-)y━〜~~
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